愛犬の老化が始まると心配になるのが『寝たきり』です。足腰が弱り、寝たきりになってしまうと食欲が落ちて弱ってしまう事が多く、床ずれ等も心配ですよね。いつかお別れの時が来るとしても、出来る限り愛犬に元気で居て欲しいものです。
犬もアンチエイジングを行う事で、あなたの愛犬の健康を保ちやすくなるのを知っていますか?愛犬の老いへの準備を考えているあなたに、犬もアンチエイジング!寝たきりにならないために行いたい5つのポイントをご紹介します!
①愛犬が7歳になったら一度生活を見直そう
老化のスピードは犬種によって違いますが、だいたい7歳に差し掛かると中年期になるとされています。まだまだ元気だからと安心せず、この時期に老いへの準備をしましょう。
食生活や散歩等の生活習慣を見直し、アンチエイジングを行う事で愛犬の健康を維持しやすくなります。
◆老化のサイン
・目
眼球が青白くなり白内障になる。
・耳
人間と同じように耳が遠くなり、音への反応が鈍くなる。
・口
口臭がする。歯が抜けたり欠けたりする。
・毛
白い物が混じり始め毛艶が無くなり、全体的に薄くなる。
・肥満
太りやすくなる。
・骨、関節、筋肉
お尻の筋肉が落ち、背中が曲がり、関節も弱くなるので動きが緩慢になる。
老化のサインは肉体だけでなく、心にも変化があります。不安を感じやすくなり、人や犬に無関心になります。また、若い時期よりも寂しがり屋になるなど、愛犬の性格が変わったと感じることも。
愛犬に上記のようなサインが出たら、犬のアンチエイジングを行いコミュニケーションを取る事を心がけましょう。脳のトレーニングやマッサージを行う事で、痴呆症を予防したり、病気の早期発見をする事が出来ます。
②散歩で簡単アンチエイジングをしよう
歩くのが辛そうだからと言って、散歩を控えるはNGです。適度な運動は一番簡単な犬のアンチエイジングです。長時間歩くのが辛そうな場合は、様子を見て散歩の時間を短くしてあげて下さい。
1日1時間1回よりも、30分2回の方が足腰の負担になりにくくなります。負担を減らすために散歩の前にウォーミングアップを行い、散歩の後にはケアを行いましょう。
目や耳が悪くなり、環境が変わると不安を感じますので、散歩コースは慣れた道が良いでしょう。反応が鈍くなっていますので障害物の多い場所や、危ない場所は避ける等安全面にも配慮が必要です。
また、寒さにも弱くなっていますので、嫌がらなければ洋服等を着せて防寒対策等を行うのもポイントです。
③食事でアンチエイジングをしよう
犬も人間と同じように中年期になると新陳代謝が落ち、身体に脂肪が付きやすくなります。若い頃と同じように食べていると、太る原因になりますので注意しましょう。食事の量は青年期の8割ぐらいが好ましいようです。
脂質を控え、筋肉等を作るための上質なタンパクが必要です。また、食物繊維や必須脂肪酸には抗酸化作用があり、アンチエイジング効果があります。ビタミンやミネラル、カルシウムも意識的に多く与えるようにしましょう。食事のアンチエイジングとしては・・・
・シニア用のドッグフードに切り替える
衰えた筋力を補うために質の良い動物性タンパク質が必要です。シニア用で植物性タンパク質のものだと逆効果もありますので動物性タンパク質というのがポイントです^^また、添加物の少ない物を選びましょう。
・犬の手作りご飯にする
犬の手作りご飯は愛犬の体調に合わせて調節出来ます。ドッグフードで食欲が無い子には、犬の手作りご飯を与えてみましょう。
・サプリメントを与える
食事では補えない栄養素をサプリメントでフォローしましょう。
持病や関節炎等がある場合は、獣医さんに相談しておくと安心です。
④脳をトレーニングするアンチエイジングをしよう
老化は愛犬の身体だけでなく、脳にも影響します。脳が老化すると痴呆症になる事も。犬の痴呆症は13~15歳で多く見られ、中年期から脳のアンチエイジングを行う事で痴呆症を予防する事が出来ます。
◆痴呆症の主な症状
・徘徊する
障害物があっても歩き回り、前には進めるけれど後退する事が出来ない。
・夜鳴き
特に原因が無い場合でも夜中に鳴き続けます。
・異常な食欲
食べても食べてもご飯を欲しがります。
この他にも、トイレの失敗が増える、無気力になる、噛みつく等の症状が現れることも・・・。
◆脳をトレーニングするには
脳のトレーニングは、愛犬と積極的に遊ぶだけで効果があります。特に、嗅覚を使う遊びは脳を効果的に刺激しますので、遊びに取り入れるようにしましょう。
・オヤツ探し
愛犬の好きなオヤツを隠し、愛犬が探すトレーニングです。複数の紙コップを使っても良いですし、フードを入れて転がして遊ぶおもちゃ等もあります。
オヤツをハンカチに包み、上手に食べられるかといったことも効果的です。オヤツを上手に見付けられたら沢山褒めて上げましょう♪
遊び以外にも、普段と違う事を取り入れたり、散歩コースを変えてみることも脳が刺激されますよ。
⑤アンチエイジング効果のあるマッサージをしよう
愛犬が寝たきりにならないためには、身体の異変にいち早く気がついてあげることが大切。そのためにも、愛犬の身体に触れるマッサージを取り入れましょう。
スキンシップは愛犬に安心感を与え、マッサージによって免疫を高めるといったアンチエイジング効果もあります。
◆簡単なマッサージ
1.リラックスさせる
『マッサージをしようね』と声をかけてから背中等を撫でましょう。
2.ツボを刺激
眉間から首、頭から背中にかけてツボを刺激します。あまり強くせず、あくまで優しく行いましょう。
足の付け根から足先までは円を描くように揉みます。
このマッサージとツボ刺激を繰り返してあげるのが効果的。でも愛犬が痛がる箇所は無理に触らないようにしましょう。
この他にも指圧マッサージ、リンパマッサージ、アロママッサージ等がありますので、愛犬に合ったマッサージを選びましょう。
犬もアンチエイジング!寝たきりにならないために行いたい5つのポイントをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
犬は人間の倍の速さで老化してしまいます。早い時期から犬のアンチエイジングを行う事で、寝たきりや痴呆症を防ぐ事が出来ます。
1つ1つはとても簡単な方法なので、習慣に取り入れてみて下さいね。
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